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ソカク・チョジュウ(ストリート・チルドレン)

「お母さん~見て見て、このビデオ。
本物なんだって…」

携帯に
映し出されているのは

多分10代の
男の子たち。

シンナー中毒になって
体中

カミソリの
自傷跡だらけの子。

ごみを
集めつつ

ごみだめの中で
生活しながら

ごみを売った
少ないお金で

生きていこうと
もがく子。

いずれも
アンタルヤで

撮影されたもの
らしいが。

一体、誰が
どんな目的で、
撮影したやら…。

ビデオの中の
少年達は

必死になって
泣きながら

俺たちを助けて!
生きる権利をくれ!と
訴えかける。

「両親がいなくて、ずっと路上生活して
大きくなったんだってさ。この人」

泣きそうな顔をして
ぽつり、と長男が告げる。

自分と
同じような年の少年達が

実際に
トルコのどこかで

こんな生活をしているんだ
という事が

結構
ショックだったみたいだ。

実際。
トルコの大都市には

たくさんの、
ストリートチルドレン
が、いる。

トルコが
あまり

表に見せたがらない
ダークサイド。

路上で
体重計を前にして
小銭を稼ぐ子。

赤信号で
止まっている車に

走り寄って来て。
ティッシュペーパーなどを

売りつけようと
する子供。

重たい
靴磨きの道具を

肩から担いで
街を歩く子。

トルコの大都市の
街角で

必ず一度は
目にする、光景だ。

実際
ネブシェヒールでは

靴磨きの子や
小物売りの子を

時々
みかけるが。

アンタルヤでは
スミットを
売っていた少年に

危うく
財布を持ち逃げされそうに
なったこともある。

アンタルヤの
マックに座っていた時も

どこからか
薄汚い格好をした

5~6人の
子供達が

ぞろぞろと
入店してきて

店内の客に
物乞いを始めたのも
見たことがある。

ひつじと~ちゃんは
お釣りの2リラを

子供達に
あげたんだけど。

「おじさん。ありがとう」と
小銭を握って

子供達は
また、ぞろぞろと

店の外に
去って行ったっけ…。

あの時は
横で、

ハンバーガーを
頬張る我が子を見ながら

なんとも
いたたまれない気持ちになったものだった。

もちろん。
親無し子、ばかりではない。

親が
ロクデナシで

子供を働かせて
自分は家で

飲んだくれてる、
なんて

パターンも
ある。

何年か前に
イスタンブールで

実際に起きた
事件だが。

6歳くらいの
弟を

15歳くらいの
兄が

半殺しになるほど
殴って

ごみ箱に
捨てた、のだ。

幸い、
この子は

朝、ごみを集めに来た
清掃職員に発見され

一命をとりとめて
病院に搬送された、が。

その後、
容疑者として

14才と15才の
実兄が、補導される。

調べに対し
兄弟は

路上で
小物を売って

その売り上げを
毎日

親に
もって行くのが

彼らの仕事
だったのだが。

弟が遊んで
ちっとも、売り上げを
あげないので。

業を煮やした
兄弟は

弟を
叱るつもりで、殴ったと。

もし。
売り上げが少なければ

家で親に
自分達が殴られるので

それが怖くて
やった、という
供述をした。

この兄弟は全員
現在、福祉施設に
入所しているそうだが。

なんとも
ひどい話で

トルコで一時
大問題になった。

まだまだ
見なきゃいけない現実が

たくさん
あるのだろうけど…。

神様仏様
ゴメンナサイ。

私は
自分の子供を守るだけで
精一杯なんです…。

どうか
1日も早く

こういう不幸な
子供達が

ココロから笑える
社会になりますように。

願ってやみません。

本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。

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