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イスメット・ベルカン氏の解説。

今日は、皆さんに
もう一つ、地図をお見せしたい。

イラクとシリアの
全体が見える、この地図。

昨日、お見せした
シリアだけの地図からすれば

当然のことながら
少し、詳細には欠ける。

地図で、
灰色に見える地域は

自分達に
「イスラム国」という名前を

つけたがっている
組織が、コントロールしている。

黄色は、クルド人の支配地域
赤色は、イラクの南部、シーア派地域を示す。

シリアは
アサド政権の支配地域を、示している。

緑色は、シリア領内の
「自由シリア連合」と反体制勢力が
支配している、地域。

地図を見て、わかるように
以上に示した、すべての
グループ、政権、組織、

どれを取っても
決して、侮れない大きさの地域を
支配している。

この支配地域は、決して
戦争や、銃の力だけでは
維持できない。

支配下に置いた
地域に

ある種の
「政府機能」が働いていなければ
ならない。

簡単な例を挙げれば
民衆の、身の安全の保障、
居住地、食料、飲料水の確保などの

必要条件を
満たさなければ、

前線で戦っている間に
背後で、ごたごたが起きることになる。

クルド人やイラク中央政府を
表す、シーア派の居住地域は

もともと、こういった
条件を満たすための
整備は、整っている。

では、
「イスラム国」は?

ニュースによれば
彼らも、この条件を
整えつつ、ある。

政府の役人たちが、いて
給料を、支給している。

役人としての
職務を果たしている。

国民、がいる。
特に、イラク国内では

昔に比べて
もっと、安全が保障されているように
思える、などなど。

我々の注意は
シリアに

特に、コバニ市に
向いているが

「イスラム国」の戦闘地域
支配地域は、そこだけでは、ない。

組織は、いまだに
領土拡大を狙い続け

南は、イラクの首都
バクダットにまで、迫ろうとしている。

イラクのアンバル州
フェルーセ村から

戦闘のニュースが
伝わってくる。

アメリカが
教育して、銃を渡した
イラク軍は

「イスラム国」に対して
同等に渡り合えていない。

ウィキぺディアから
抜粋して
使用した地図は

毎日、いや、毎秒ごとに、
変化している。

しかし、
長期にわたって、変化しないことがある。

「イスラム国」は
侮れない組織である。

しかし、武器の供給などが
限定されている、などの条件から

この戦争を、この先、
どのくらい続けていける
体力があるか、

という点では
疑問の残る、組織である、ということ。

しかしながら、
この状況は、異常だ。

104、もの国から成る
「連合軍」を敵にまわし

頭上から、毎日
アメリカ軍の爆弾を降らされても

「イスラム国」の勢いは
衰えない。

領土拡大に
専念している。

支配下に置いた
広大な地域にこもって

自身の保身を試みつつ
支配地域を

統合、指揮しているようにも
みえない。

「イスラム国」が
領土拡大を計るなか

イラクや「連合国」は
何をしているのだろう?

実は、一種の
防御戦を、展開しているのである。

アメリカと、イギリスの
空爆機は

「イスラム国」の重兵器を
空爆して

地上戦で、
イラク軍が侵攻しやすくしているのだ。

だが、これはまだ
彼らの考えたほど、成果をあげていない。

アメリカが指揮をとる
「連合軍」は、
失敗に向かっているようにも、みえる。

なぜか、といえば。

最初は、静観を
決め込んでいて

あとから、
壊滅しにかかった

「イスラム国」に
対する

アメリカの作戦の
最大の問題点として

この地図で
灰色に見える地域で

「イスラム国」が
壊滅した後

この
広大な範囲をどうするのか、
(誰が収めるのか)という点が

視野から
抜け落ちているから、である…。

**********
ヒューリエット紙、解説員の
「イスメット・ベルカン」氏の

10月11日の
記事から。

もと記事は、こちらから →→http://ismetberkan.blogspot.com.tr/2014/10/isidi-bir-de-buyuk-haritada-gorun.html

「イスラム国」の
支配地域。

こうして地図で見ると
再び、驚きですだ。

こんなに
のさばっちゃってるわけ?

で。
「イスラム国」が
壊滅した後

ここは
無法地帯にならずに

誰も傷つけられたり
しないうちに

もとの国の枠内に
戻れるんでしょうか???

本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます!

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