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和平の行方は、いかに…。

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皆様、おこんにちわで
ござりまする。

昨日の
PKK武装解除宣言から
こっち

トルコのメディアは
朝から晩まで

当然、
この話題で持ち切り。

今まで、
約40000人のトルコ人を

犠牲にしてきた
テロ組織の言う事なんか

今更、信用できるか!と
おっしゃる方。

いや、これは
クルド人政党を
味方につけて

国会で、
多数派を形成し

憲法改正で
現大統領が

任期を
延長できるように
する法案を

国会で
通すための

画策である、と
いうお方。

いやいや、これは
歴史上、

トルコ国内に
和平をもたらす

かつてない
チャンスであるから

きっちり
道筋をつけて

和平を実現するべきである、
というお方とか。

いや、もう。
すごい事に、なってる。

一体、トルコ人は
どんな答えを出す、んですかね。

ただ、
あるジャーナリストが
言ってたのは。

PKK、ってのは。
あくまで

クルド人の
抵抗組織の

一つの部門、に
過ぎなくて

この組織の
90%は

そのまま
残ってるわけ、だから。

今更、実質的に
機能していなかった

PKKだけが
なくなったって

彼らにとっては
痛くも痒くもない。

かえって、今後
シリア情勢に

トルコが口出しできる
口実がなくなっただけ

逆に、彼らにとっては
有利になると思う

って。
言っててさ。

なるほど。
そういう見方もあるか、と
思ったわけで。

クルド人、という
民族は

全世界で、約3000万人くらい
いるそうで。

国家を持たない民族、の
代表格で、出て来る人たち。

イラク、イラン、シリア、トルコに
またがって

各国で、ばらばらに
住んでるんだけど。

未だかつて
一度も

自分たちの独立国家、を
持ったことが、ないんよね。

で。
1984年に
アブドュッラ・オジャラン、という
指導者のもとに

PKK(クルド人労働者党)というものが
設立されて

トルコ国内で
武装闘争が、始まったと。

ただし、シリア国内には
SDF(シリア民主軍)という一派があって

事実上、
シリア北部の自治を
実現しておるし

イラク北部には
やはり

KRG(クルディスタン自治政府)があって
自治状態を維持しておって

イランでは
1946年に、

ソ連の後押しで
一時的に

「マハバード共和国」
というのが、できたんだけど

1年くらいで
崩壊しちまって。

現在は、PKKと
連携する

PJAK(クルディスタン自由生活党)
ってのが

やはり、武装闘争を
行っておる。

そして、これらを
まとめて統括する

KCK(クルディスタン共同体連合)
てもんがあって

これ。
各国のクルド人が

ばらばらにやってても
ダメじゃん、ってんで。

2005年にできた
クルド人ネットワーク組織
なんすよね。

要するに。
現在、PKKは

この、KCKの
一部門に過ぎないわけで。

タコの足の
1本だけ、なくなったって

アタマも、他の足も
残ってるし

タコは、そんなに
打撃は受けませんぜ?って

そう言う事を
言ってるわけ、よ。
このジャーナリストは。

これから。
今まで使ってた

武器の引き渡しは
どうなるのか、とか。

戦闘員たちの扱いは
どうなるのか、とか。

イロイロと
お世話役にまわった

PKK設立リーダー
アブドゥッラ・オジャランの

扱いは
どうなるのか、とか。

とにかく。
めっちゃ不透明な
状態ですが。

ホントのホントに。
トルコ国内で

クルド人テロ組織が
なくなったら…

こんな素晴らしい事は
ないわけで…。

色んな人の
思惑はあれど

頑張って
進めて行ってほしい、と

あっしは
強く希望しますな~。

ところで、全然
話は変わるけど

15日に
イスタンブールで

ゼレンスキー×プーチン会見は
実現するのか???

今度は、世界が
イスタンブールに注目しておるところで
ござりまする。

果たして
プーチンは、来るのか?!

本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。

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